第11回目コマクサ駆除活動

風土館とニセコ羊蹄山岳会による11回目コマクサ駆除活動が無事に終了しました。 皆さま大変お疲れさまでした。

PM2.5によってかすんだ天気で、風も弱く、大変蒸し暑い中の羊蹄山登山となり、なかなか厳しい条件でした。 風土館、ニセコ羊蹄山岳会、環境省から総勢8名が参加しました。

石室地点では、無花茎個体10株、北山地点では有花茎個体1株、その他3地点ではコマクサは見られませんでした。

合計11株を見つけることが出来ました。 年々コマクサは減少傾向にありますが、これからはの課題は・見逃さない事・そして見つけた場合は完全な根の掘り出し、この2点になると思います。 今回の北山地点の開花個体は、イワブクロの中で混ざっていましたので、花の時期でなければほぼ見つけることが不可能な個体でした。 その他双眼鏡によって観察しましたが、今の所新しいコマクサ生息地は見つかっていません。

もし今後、新しい生息地点が見つからなく、来シーズン完全な根の掘り出しを行えれば、完全駆除（自然状態への回帰）が視野に入ってきます。なかなか大変な活動ではありますが、引き続き皆さんのご協力よろしくお願いします。