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  • ニセコ羊蹄山岳会

秋の山行会「知られざるアンヌプリ山麓の湿原」へ


悪天の予想でしたが予想に反して風と雨が止んでいたので無事にスタート出来ました。11名の参加でした。

ニセコアンヌプリ北西尾根上にある湿原群を歩いてきました。

鏡沼は皆さん行ったことが有ると思うので、今回はそれ以外の3つの湿原を歩きました。


一つ目は、ポコ下湿原です。 開発が決まったようで恐らくは湿原はつぶれてしますかと思います。眼下に花園牧場や倶知安町の街も見える取付道を歩きます。


二つ目は、ヒメカイウ湿原です。 6月下旬~7月上旬にかけて、白い可憐な花を咲かせる植物です。寒冷地の湿原に見られるサトイモ科の植物で、北海道では道東方面に多く見られます。道央、道南ではあまり見られない花です。岩手県奥州市、秋田県仙北氏では天然記念物に指定されている貴重な植物です。


三つ目は手鏡沼高層湿原に行ってきました。 こちらは、鏡沼よりも小ぶりな沼が2つある高層湿原です。 この沼にもヒメカイウを見ることが出来ます。 湿原からはアンヌプリ、イワオヌプリ、ワイスホルンが見えるナイスビューな湿原です。 念ながら今日は雲に隠れていました。


草の紅葉が少し残っていて、ムラサキミズゴケとの色彩がなかなか良かったです。 鏡沼を含めたこれらの4つの湿原群は、実はニセコ積丹小樽海岸国定公園から外れていて何の保護も無い状態です。 湿原という自然はたいへん脆弱な自然で、一度埋めると二度とは元には戻らない自然です。また何の利用価値もないと思われていた自然ですので、積極的に埋められてきた歴史が有ります。 現在残っている湿原自体が、とても貴重な存在ですので大切にしていければと感じています。帰り道に少し雨に降られましたが、無事に楽しむことが出来ました。今シーズンの野外行事はこれで終了です。ケガもなく無事に終われました。

皆さまありがとうございました!



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